くじゅう連山登山日記

ここでは私がくじゅう登山をした時の事について書いていきます。まぁ登山日記みたいなものです。
※「サイズ大」を見るためにはJavaScriptが実行できるブラウザを使用してください。※


2004-06-13(日曜日)

牧ノ戸〜扇ガ鼻〜天狗ヶ城〜中岳〜牧ノ戸

今回はくじゅう連山の中枢に行ってきました。ミヤマキリシマは今年は花が少ないと聞いていましたし、時期的に終了期に入っていることもあり期待はしていませんでしたが、まぁ聞いていた通りの状況でしたね。ただし花は駄目でしたが下山時に素晴らしい光景を自然が見せてくれました(後記)。

この日ははげの湯、岳の湯などを物色してからの登山でしたので午後からの入山となりました。雲ひとつない深い青空のもと、流石に花の時期とあって牧ノ戸周辺には牧ノ戸駐車場からあふれた数多くの車が路駐していました。ただ私が行った頃には既に下山者もかなりいて何とか駐車場の方に車を入れることが出来ました。

まずは去年花が良かった扇ヶ鼻に向かいましたが、やはり既に終了期になっていてイマイチでした。花芽をつけてる株は昨年並みにあったようですが、一つの株についてる花芽が少なく全体にまばらにピンク色に色づいているといった感じです。やはり春の寒さが影響したのでしょうか?

扇ヶ鼻で小休止しながら久住高原の風景を双眼鏡で楽しんだあと、天狗ヶ城・中岳に向かいました。さすがに久住別れ付近からは出会う人もまばらになり、落ち着いて登ることが出来ました。天狗ヶ城・中岳各山頂も既に登山者の姿は殆どなく、こちらではくじゅう連山の中心部から四方八方の景色を双眼鏡で堪能しました。そこで気付いたのですが、今年は昨年まで毎年全滅状態だった北大船山付近のミヤマキリシマが幾分復調してきているように見えました。来年以降もこの傾向が続いて早くもとの状態に戻ってくれる事を願いたいものです。

日が傾いてやや風が冷たくなってきたので足早に下山。ちょうど牧ノ戸第2展望台で日没に遭遇することが出来たのですが、この日の日没は私が見た中では一番完璧なものでした。地平線の山並みまで雲がなかったために太陽が大気差で楕円に変形しながら山波みに消えていく様子、最後の一光がなくなる瞬間まで見事なまでの完璧な日没を見ることが出来ました。


阿蘇五岳

秋にはこのように透き通った阿蘇の写真を撮ることが出来る日が多いのですが、梅雨のこの時期にこれだけ透明度のある写真が撮れるとは思いませんでした。
サイズ大

ミヤマキリシマとくじゅう中枢

さすがに花が悪い年の終了期の写真ですので迫力がありませんね。登山道を離れた辺りには良い株もあったのですが、踏み込むと自然破壊になるので出来るだけやらないようにしています。
サイズ大

日没直前!

久しぶりに息を忘れるほどの感動を味わいました。牧ノ戸第二展望台より撮影。
サイズ大

日没直後

殆ど同じ写真なのですが・・・(汗)。右の頂は湧蓋山。
サイズ大