くじゅう連山登山日記

ここでは私がくじゅう登山をした時の事について書いていきます。まぁ登山日記みたいなものです。
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2004-04-30(金曜日)

黒嶽荘〜前岳〜鷹巣〜下台〜上台〜高塚〜風穴〜男池〜黒嶽荘

今回はくじゅう連山のシャクナゲの群生地・黒岳へ行ってきました。しかし今年は花のつきがかなり悪く、花見登山ではなく森林浴登山になってしまいました(汗)。

車内で仕事を済ませ、黒嶽荘を出発したのは10時。シャクナゲ街道と呼ばれるだけあり登山道の両脇をシャクナゲの木が埋め尽くしてはいますが、花をつけた跡すらない木が殆どです。残念に思いながら連続した急坂に息を切らせながら前岳先の鷹巣の岩場にたどり着いたのはお昼を過ぎた頃で、ここで休憩を取りました。当初は高塚までの往復を行う予定で入山したのですが、これだけ花がないと往路はまだしも復路は辛いものになりそうだと思い、いっそここから引き返そうかと思いましたが、休憩して昼食をとり体力が回復してくると「どうせきたのなら黒岳を縦走しよう」と気持ちが大きくなって、上台に向かい始めたのが13時過ぎ。上台までの急坂を息を切らして滝のような汗をかきながら上り詰め、更にそこから潅木の中を登り続けて15時過ぎにやっとこさ高塚に到着しました。ただでさえ運動不足で体力の無い私にはもう一つのピークである天狗を往復する体力的余裕も時間もなく、小休止のあとすぐさま下山を開始。風穴まで滑るように急坂を下り、原生林の中を男池に向かって進みます。新緑の原生林に覆われた登山道は既に薄暗く、寂しさを感じながら「かくし水」で喉を潤し、男池に到着したのは18時前になっていました。既にちょっと足が笑いかけていましたが(汗)ここから更にアスファルトの道を50分かけて黒嶽荘まで歩かねばなりません。男池で小休止ののち気持ちを奮い立たせて薄暗い日没前の車道を寂しく下り続け黒嶽荘に到着したのは闇が訪れる直前、ちょうど日没の頃でした。

<初心者向け参考>
今回のコースは難コースです。黒岳主峰・高塚まで健脚者で3時間半、一般だと4時間程度の時間がかかり、黒嶽荘〜上台までの大部分がくじゅう連山の中では急坂に分類されます。道は視界が利くようであれば迷うことは無いですが、特に上台付近では何箇所かテープに頼らないと道をロストしそうな場所がありますので、視界が利かない時は避けてください。


つぼみのシャクナゲ(前岳中腹)

登山道両脇では数える程しかなかった花芽をつけている貴重なシャクナゲです。
花芽をつけているものは、このように一株に幾つもしっかりとつけている物が多いのですが、殆どのシャクナゲが全く花芽をつけていない状態でした。
ただし登山道から外れた場所には数箇所「おっ!」と思うような花をつけた株が散在していました。
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開花したシャクナゲ(下台付近)

開花したシャクナゲはつぼみの頃と比べると色が淡くなりますね。
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マムシグサ

シャクナゲが想像以上に悪かった為にちょっと残念な気分で下山してると、かくし水付近で私を慰める(?)かのように不気味に(苦笑)群生してました。
なんだか異様な存在感を感じて、ついついシャッターを切ってしまいましたね(笑)。
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